暇人のまったり読書

まったりと趣味の読書を堪能し、アウトプットの為に読書感想文でも書こうか。

無人駅で君を待っている いぬじゅん

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親友、恋人、父や母・・切なくも温かい

5つの「再会」の物語。

雲ひとつない晴れた夕方、夕焼けが空に広がったなら寸座駅のたまるベンチに座ってみてください

 2度と会えないあの人にもう一度会えるとしたら・・・

 

大切な人にもう一度だけ会えるのが夕焼け列車です。その場所で、本気で会いたいと願ってください。きっと会えますから

 大切な友人が事故で亡くなり、自己嫌悪しながら生きてきた彼女の前に黄金色の列車が現れ、そこにいたのは亡くなったはずの親友であった。

 

この物語は天竜浜名湖鉄道の寸座駅(静岡県浜松市北区)が、物語の重要な舞台となっています。

この寸座駅のたまるベンチに腰掛けて会いたい人のことを強く思うならば、黄金色に輝く列車やってきてドアが開くとそこにはあなたの切望するあの人がいた。

身近な人を亡くし、苦しんで後悔まみれの人がもし亡くなった人と会話ができれば、前向きになれる話です。

第1話から第5話まで主人公の「好き」と「別れ」、「再会」が感動しました。